Softube Weiss Exciter:世界初の究極マスタリングエキサイター
今回はこのプラグインの魅力“独自設計”のモードを中心に、日本一の解説記事目指して執筆しています。
Weiss Exciterの概要
Weiss Exciter(ワイス・エキサイター)は、スウェーデンのSoftube社がスイスのWeiss Engineering社とのコラボレーションで開発しました。オーディオ業界におけるハーモニックエンハンスメントの概念を再定義する「世界初のマスタリング用エキサイター」です。“純白”を意味するドイツ語“Weiss”を冠し、「精度と透明性」を長年ブランド哲学に掲げるWeiss Engineeringだから実現した世界初です。音響的に心地よいハーモニクスを新たに生成しながらも、EQ効果を最小限に抑えることで、ミックスのバランスや原音の質感を損なわない音色本来の輝きや鮮明さを自然に引き出す処理を実現しています。頻繁にセールし6000円台になるClipperも要チェック↩︎
アダプティブ(Adaptive)非線形モード
入力ゲインに関わらず、クリップしない最適な倍音を足すことができる独自設計のモードです。
- ON
- 入力レベルが大きくてもクリップせず、常に「スイートスポット」が保たれた倍音付与。
- 透明感が高く、耳障りな歪みを抑制
- OFF
- 入力に比例して倍音が直線的に増加する一般的なエキサイター同様の動作
- よりアナログ的で積極的なサウンドも可能で、素材によっては歪みが粗くなる。
マスタリングEQ(Mastering)モード
周波数的な音量バランスが変動しないように、倍音を足すことができる独自設計のモードです。
- ON
- 基本周波数を削減し、「新しく生成されたハーモニクスのみ」がサウンドに影響を与える設計
- ミックスの意図を崩さない高精度なマスタリング処理でラウドネスと明瞭度の両立が可能
- OFF
- 基音も倍音とともに出力される一般的なエキサイター同様の動作
- よりエフェクティブなサウンドメイクが可能
- 倍音と共に音全体の明瞭感・エネルギーをアップさせる
4種類のハーモニック(Harmonic)モード
予測可能な結果をもたらすSoft/Hardと、透明性にフォーカスされた倍音生成をするPoly 3/Poly 5の4種類から倍音生成のアルゴリズムを選択できます。
- Soft
- 非常に滑らかなKneeでハーモニクスを加えるオールラウンダーな設定
- ソフトクリッパーと同様のある程度予測可能な結果をもたらします。
- Hard
- Softに比べて僅かにハードなKneeでハーモニクスを加える設定
- ソフトクリッパーと同様のある程度予測可能な結果をもたらします。
- Poly 3
- 3次倍音を加える設定
- HarmonicsのLEDが赤にならなければ、透明度を最大限に引き出す設定
- Poly 5
- 3次倍音と5次倍音を複雑に組み合わせた設定
- HarmonicsのLEDが赤にならなければ、透明度を最大限に引き出す設定
フィルター処理
入出力のフィルター帯域とそのカーブを選ぶことができるセクションです。
Focus/Output(帯域の使い分け)

入出力のフィルター帯域をそれぞれ設定します。
- 入力信号の周波数帯域(Focus Band)
- 入力信号のどの帯域から倍音を抽出するかを指定
- 素材のキャラクターに基づいて倍音生成の基礎を決定
- 倍音の出力周波数帯域(Output Band)
- 生成された倍音のどの帯域を出力信号に付与するかを指定
- 高域の倍音を持ち上げることで空気感を演出可能
フィルタータイプ(プリ/ポストEQ)

倍音を足す箇所を指定するフィルターのQカーブを設定します。
- 傾斜緩めのフィルターカーブ(Gentle・Q幅広い)
- 指定した周波数を起点に上下に広く作用
- 広い帯域へ倍音分布を広げることができる。
- 急な傾斜のフィルターカーブ(Steep・Q幅狭い)
- 中心周波数を中心に山型で作用するため、狙った帯域に集中した倍音処理が可能
- 自然な効果を狙うには、効果が目立ちすぎる傾向あり
リニアフェーズ(Linear Phase)

- ON
- 全帯域で位相シフトゼロの完全リニア動作
- 音像の純度が保たれるが、レイテンシーが増加
- マスタリング用途に最適
- OFF(ミニマルフェーズ)
- 内部では入力信号と倍音付与済みのウェット信号で位相の乱れが起きず、リアルタイムで動作可能
- 入力のドライ信号含めた処理が位相補正されるため、単体での音質影響は少ない
- 録音・ミックス工程での使用にも適応
その他メインパネルの項目
チャンネルコントロール (Channel Controls)

- Bypass (バイパス)

- エフェクトをバイパスします。これはレイテンシー補償付きのソフトバイパスで、A/Bテスト用に設計されています。
- CPUを完全に節約してエフェクトをバイパスしたい場合は、DAWのバイパス機能やオン/オフボタンを使用してください。
- Ganged (ゲイン結合)

- チャンネル1とチャンネル2(LRまたはMS)のコントロールを連動させます。
- M/S (M/Sモード)

- ONにすることで、内部チャンネル設定を通常の左右(Left/Right)からミッド/サイド(Mid/Side)に切り替えます。これにより、ハーモニクスはミッドチャンネルとサイドチャンネルから生成されるため、Gangedがオフの場合でもチャンネル処理に影響します。
- Ch 1, Ch 2 (チャンネル選択)

- どのパラメーターセットをコントロールするかを設定します。
- Ch 1は左右モードでは左チャンネル、M/Sモードではミッドチャンネルを、Ch 2は左右モードでは右チャンネル、M/Sモードではサイドチャンネルをコントロールします。
ハーモニックジェネレーション (Harmonics Generation)

- Harmonic (ハーモニック量)

- 「Drive」や「Saturation」ノブに似た、倍音の生成量を設定するパラメーターです。
- 後述のHarmonics LEDを目安に調整します。
- Harmonics LED (ハーモニクスLED)


- LEDが黄色の場合は、ハードクリッピングなしで倍音を生成している状態です。LEDが赤色の場合は、ハードクリッピングの領域に入っています。通常は、時折赤く点滅する程度までが理想的で、常に赤くなる状態は避けたいです。
- Subtle (控えめ)


- 倍音ジェネレーターのゲインを下げます。ゲイン量は左下の歯車のSubtle Gainから設定できます。(デフォルトは-6dB)
- 2nd (2次倍音)


- 偶数次倍音を生成します。偶数次倍音の量は、左下の歯車の2nd Harmonic Levelから設定できます。(デフォルトは30%になっているので、差が分かりづらいです。)
- 少量の偶数次倍音はエキサイターサウンドをより滑らかで豊かにしますが、多すぎると歪みが粗く、壊れたようなサウンドになる場合もあります。
主要コントロール

- Exciter Amount (エキサイター量)

- エフェクト全体の総量を設定します。
- ドライ信号には一切影響を与えず、ウェット信号のゲインコントロールが可能。
- 実質的にDry/Wetノブと同じ機能を果たしますが、ドライ信号の音量を下げる訳ではありません。
- 信号の音量を調整する場合は別途パネルを開くことで解決できます。
- Width (幅)

- ドライ信号には影響を与えずに、生成した倍音(ウェット信号)のみに対してサイド信号レベルを設定します。
実際に聴いてみる
試聴用音源は変化がわかりやすくなっていますが、実際はより微細な倍音生成まで追い込むことができますよー。
競合プラグイン
競合プラグインとして、Sonnox Oxford Inflator、FabFilter Saturn 2、Wavesfactory Spectreなどがあります。しかし、それぞれ異なった特徴を持っているため、直接的な競合にはならないでしょう。-
Sonnox Oxford Inflator
音量を変えずに倍音を付加することが可能で、トラックやバスに挿すのに向いています。周波数は選べません。 -
FabFilter Saturn 2
Weiss Exciterと同様に、入力と出力の帯域を変えて歪みを付加できますが、手間はかかるのに狙った効果を出すのは難しいです。アルゴリズムによって動作が大きく変わるので、Plugin Doctorなどで挙動を把握する必要があります。また、透明度を保ったまま使うには不向きなプラグインです。 -
Wavesfactory Spectre
EQとサチュレーションが連動していて、同様にニュアンス作りをする場合は足した分、引く必要があります。また、Saturn 2と同様に音量は手動で調整する必要があります。
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まとめ
Softube Weiss Exciterは、音響的に心地よいハーモニクスを生成することで、サウンドに透明な輝きと鮮明さを加える革新的なマスタリング用エキサイターです。入力レベルに応じて倍音付与を調整する「アダプティブ非線形モード」、基本周波数を削減し生成された倍音のみを強調する「マスタリングEQモード」、倍音を抽出する「入力の帯域(Focus Band)」と「出力する帯域(Output Band)」を個別に指定できるフィルター処理が原音のバランスと質感を保ちながらサウンドを強化する最大の特長で独自の強みになっています。 「Soft」「Hard」「Poly 3」「Poly 5」の4種類のハーモニックモードにより、サウンドの特性に合わせて柔軟な倍音生成が可能になっています。実際に触ったところ、インプットを基音が近い低い帯域(下限500Hz)に設定し、アウトプットを高域側にすると分かりやすい結果が得られると思います。
エレキギターなど音階楽器で耳につくところを抑えつつ、音楽的な心地よさを付与するような音色の整え方ができるのが強みかな、と直感で思いました。
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