PSP Audioware InfiniStrip モジュール解説
古き良きアナログサウンドをプラグインで!
話題のチャンネルストリップ!


発売直後にデモでInfiniStripについてレビューしましたが、今回は各モデルについてレビューします。


前回Fuse Audio Labsでプラグインリストを作りましたが、今回、同じ要領でモジュールごとに見れるようにしてあります。
その記事はこちら

公式PDFを日本語訳しての解説になります。
ということでいきましょう!!!

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モジュールリスト







カテゴリ名 (8種類)名称 (26種類)簡単解説

Preamps
プリアンプ
Gain自動調整機能付きの普通のボリューム

Pre 60s真空管プリアンプ

Pre 70sディスクリートプリアンプ (トランス)

Pre 80sフルディスクリートプリアンプ

ADC 90s非線形12BitADコンバーター

Filters
フィルター
Basic Filters3種類のスロープを選べる一般的なLP/HP

Pro Filters3か所に5種類のフィルタータイプ

S.C.Filtersサイドチェイン用のProフィルター

Gate/Expander/Ducker
ゲート・エキスパンダー
ダッキング
Expanderサイドチェイン対応のエキスパンダー

Gateサイドチェイン対応のゲート

Duckerサイドチェイン対応のダッキング

Compressors
コンプレッサー
Opto Pressor外部サイドチェイン対応の光学式コンプ

FET Pressorチャンスト用に再設計されたPSP FET

VCA Pressorチャンスト用に設計されたVCAコンプ

Equalizers
イコライザー
ChannelQ一般的なイコライザー

PreQursorチャンスト用に再設計されたPSP preQursor

RetroQチャンスト用に再設計されたPSP RetroQ

Limiters
リミッター
VCA LimPSP TwinLから実装

Opto LimPSP TwinLから実装

Brick Wallサンプルに正確なBrickWallリミッター

Saturator高度に調整されたサチュレーションモジュール

Control
コントロール
Master Controlフェーダー、Width、パン、メーター

Special
特殊なモジュール
De-esserユニークなアルゴリズムのディエッサー

De-hummerハムノイズ除去のアルゴリズム

ReactivEQダイナミックEQとして動作する特別なフィルター



Preamps プリアンプ




Gain

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音量が欲しいときに色付け無しで音量を稼ぐことができます。
AGAモードというものがついていて、音量調整を自動でリアルタイムにやってくれます。
リファレンスゲインに合わせて音量を減らしてくれるのが便利です。

共通項目
Gain Knobで音量は±30dBの範囲で調整できます。
UPDWN/DWNスイッチでAGAモードを使用したときに音量が下がるだけなのか、上がることもあるのか決められます。
ⵁ極性が変えられます。

上記に加えてプリアンプの共通機能は他にもあります。
AGAモードは+30dBにしてトラックの一番大きいところをいくつか聞かせるのがオススメです。
Driveノブは±24dBでサチュ具合をコントロールできます。
ノイズまでシュミレートしてあります。-120dB~-60dBの間、OFFもあります。
ANALOGボタンでDriveとNoiseをオンにします。


Pre 60s

Pre60s
60年代のプリアンプ、コンソールのちょっと暗く密度の高い音。
オールドスクールなトーンでイキイキとさせます。
デジタルシンセの音もより鮮やかに、ミックスの中で自然でイキイキとした音を狙えます。


Pre 70s

Pre70s
70年代のプリアンプとコンソールにあるA級半導体をシュミレートしてます。
太いドラムをより大きくしたり、ベースを丸く低音を増やしたりできます。
トランジェントを犠牲にせず、人工的な質感を柔らかにしてくれます。
Driveでは強くかけすぎると音が減衰してしまうので要注意です。
特にストリングスには温かみやアナログの質感を加えるくらいほんの少しにしましょう。


Pre 80s

Pre80s
80年代のパンチとレンジの広さを感じる変圧器のないプリを再現しています。
自然な音ではありながら、短くはっきりとトランジェントを加えます。
適量のDriveなら基本どの音にも合うはずです。
Pre 70sよりも微細で、ピークに変化がありイキイキとビンテージな音を奏でます。
Driveを強めるとドラムは飛び出しパンピングしてるような音になります。


ADC 90s

ADC90s
いわゆる典型的な12ビットのADコンバーターです。
ダイナミックレンジは狭く、鋭くクリップし歪みます。
少しクリッピングさせてドラムのトランジェントをしっかり強調させるのに使うと良いでしょう。
トラックの音量を上げるのにも使えます。



Filters フィルター

Basic Filters

Basic Filters
シンプルなハイパス、ローパスフィルターです。

スロープ:
ローパスは6 / 12 / 18dB/Oct、ハイパスは12 / 18 / 24dB/Octからスロープを選ぶことができます。

周波数:
ローパスは300Hz-30KHz、ハイパスは20Hz-2KHzまでと広いレンジに対応しています。

プリアンプの後、かつゲートやコンプの前にインサートして、
必要ないローエンドを除去するのがオススメです。

具体例:
  • スネアマイクから入ってきたキックのクロストークを180Hzまでのハイパスフィルターで除去します。
    スネアにかけるGateの性能を高めることができます。
    ※クロストーク・・・ほかのトラックとの混ざりを指します。


  • ローパスフィルターを駆使してギタートラックの高域を除去します。
    効果としては高域が耳障りでなくなります。
    また、それにより音量を上げられるようになるメリットもあります。


Pro Filters

Pro Filters
Basicに加えてMIDフィルターとしてパラメトリックのフィルター(FLTボタン)がついています。
Q幅は.005から20.まで、Gainは±24dBと広範囲です。

数KHzあたりに滞在するディストーションギターのヒューヒュー音whistlingや、
低域に存在するティンパニーの地響きのような低音をNotchやPeakフィルターで除去します。


S.C. Filters

S.C.Filter
サイドチェイン信号に合わせて効果が出ます。
Expander、Compressorのかかりをよくするために特定の帯域を強調するのがいいです。
例えば、アコースティックギターの暴れている帯域をピークフィルターで持ち上げて、サイドチェインコンプをかけるなど。



Gate/Expander/Ducker ゲート・エキスパンダー・ダッキング

Expander

Expander
レシオを調整可能な下向きにかかるエキスパンダーです。
無効のトラックのノイズを削減することに使います。
例えば、エレキギターの演奏を止めたときに出るハムノイズへの対策になります。
また、タムやスネアの長くてこもった残響muddy ambienceを除去するのにも適しています。

共通項目
アタックは1-250ms、リリースは10-3000ms、レシオは1:10まで対応しています。
G.R.メーターはゲインリダクションの量を示しています。
Thresholdは-60dBから0dBの間で調整できます。
SHAPEノブでリリースの位相を調整できます。
-100の反時計回りで最も短く、100の時計回りでより長くなります。
RANGEノブはSHAPEノブで反時計回りだとより広いレンジでゲインリダクションがかかり、時計回りだとほぼゲインリダクションがかからない状態になります。
ハイパスは20Hz~8KHz、ローパス50Hz~20KHzの間で調整できます。


Gate

Gate
Hold機能がある透明なゲートです。
ドラムマイクのクロストークを抑えるのに使います。
アタックタイムを短くしたり、RANGEは大きくすると不自然で人工的なトラックになります。
SHAPEノブを使うとリリースの位相やかかり方を調整できて、より音を自然に聞かせることができます。

Ducker

Ducker
スレショルドを超えた音をトリガーに音を減衰させます。
歌に使うオケの作業に、また必要な信号の裏で鳴ってる音を下げたいときに使うとよいです。



Compressors コンプレッサー

Opto Pressor

Opto
光学式コンプの開けた音をエミュレートしています。
ボーカルやバスに使うのがオススメです。

共通項目
アタックは1-100ms、リリースは25-2500ms、
スレショルドは-40dB~+10dB、
レシオは1:1~∞:1 (リミッター) まで幅広く設定できます。
MIXノブやMAKEUPノブ (+20dBまで対応) もついています。
ハイパスは無し~1KHzまで対応しています。
LINKボタンで左右、MSでのかかり方を合わせるかどうか決められます。


FET Pressor

FET
FETコンプのタイトな音をエミュレートしました。
ギターやドラムに使うのがオススメです。


VCA Pressor

VCA
VCAコンプの古くからのパンチのある音をエミュレートしました。
バスに使うのがオススメです。


関連の参考になる記事
コンプの使い方


方式の違うコンプの使い分け




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Equalizers イコライザー

ChannelQ

ChannelQ

強烈なブースト・カットに対応する4バンドの柔軟なEQです。
まとめたバスや個々のトラックの両方に使える一般的なEQです。

共通項目
Hi EQとLO EQは優しめなシェルフ、勾配きつめのシェルフ、ベルを選べます。
間のHM、LMは優しめ、中間、急勾配からベルのQを選べます。
音量はどれも±18dBの間で選べます。
周波数に関してですが、
Hi EQは1.4KHz~28KHzです。
HM EQは500Hz~10KHzです。
LM EQは100Hz~2KHzです。
LO EQは20Hz~400Hzです。
ANALOGボタンでポストEQにかかる歪みのエミュレーションを適用します。


PreQursor

PreQursor
PSP PreQursorを基にこのInfiniStripに合うよう再設計されたものです。
シェルビングフィルターはなくなり、代わりにベルタイプを3つ選択できるようになっています。
※シェルビングフィルター・・・棚のようにある周波数の上下どちらかからまとめて持ち上げ/減衰させて段差を付けるフィルターです。
アコースティック楽器に合います。


RetroQ

RetroQ
大きく誇張する古くからあるオールドスクールなEQです。
高域、低域のバンドを使い、まとめたバスにきらめきや深みを加えるのに使います。
中域のバンドを持ち上げて力強さを加えること、低域や中低域のバンドでカットして遠くで鳴っているバッキングボーカルをうまく押し込むのに使います。



Limiters リミッター

VCA Lim

VCA Lim
VCAの古くからあるパキっとしてパンチのある音をエミュレートしています。
短いアタックでピークを制御でき、適切なアタックリリース設定でいい感じにまとめてグルー感を出せます。
長めのアタックタイムでドラムやベースをよりパンチある音に、またリリースを短くしてドラムのアンビエンスを強調するのにも使えます。

共通項目
アタックは1~100ms、リリースは10~1000ms、Ceilingは-40~+10dB、OUTPUTは±20dBで調整できます。
s.c. HPFはハイパスを無しから1KHzまでのレンジでかけることができます。
LINKスイッチは左右の信号を揃えてコンプレッションをかけるか決められます。
SOFTスイッチはソフトニーのリミッターに設定ができます。


Opto Lim

Opto Lim
光学式の古くからある色付けをエミュレートしました。
このリミッターはピークを整えるだけでなく、Ceilingを深く、アタックリリースを強めに設定すると強めにキャラクターを付与できます。


Brick Wall

Brickwall
サンプルに正確なブリックウォールリミッターのエミュレーションです。
Ceilingの設定を上回らないようにしたいときに使います。
ミックスでしっかりとトラックを居座らせる効果があります。
信号のピークを厳しく制御したいときにいつでも使えます。


Saturator

Saturator
調整がよくできるサチュレーションモジュールです。
トラックを柔らかくしたり、ピークを減らしてアグレッシブにしたり、色付けをしたり、平均の音量感を上げたりするのに使います。
トラックをアナログの実機、テープマシンを通したような質感にできます。



Control コントロール

Master Control

MasterControl
ステレオ幅のコントロールを主にするモジュールです。
下記のようなシチュエーションに使えます。
  • 古いシンセのステレオディメンションを広げる

  • コンプがかかったドラムの迫力を増す

  • ドラムのアンビエンスを調整する

  • OHマイクのWidthを調整する

  • ステレオで録ったアコギのバランスを取る
WIDTHは0%のモノラルから200%まで設定できます。
BALANCEはLRを50ずつまで変えられます。



Special 特殊なモジュール

De-esser

De-esser
元の音を保持しながら歯擦音を除去します。
話し声や歌声にある耳障りな歯擦音を抑えるのに使います。
音階同士の衝突やギターの弦ノイズで起こる発振音を制御するのにも使えます。

FREQノブは歯擦音の強い帯域を検出するフィルターです。
Qは広めからスタートして徐々に狭くして使うと設定しやすいです。
SENSITIVITYノブは感度を表すので、強めるとコンプ感が強くなります。
RANGEノブはリダクションの最大値を決めます。概ね-6dBにするのがオススメです。
RATIOボタンは基本的には2:1、歯擦音が強くより潰したい音なら4:1というように選びます。
MODEボタンは検出したところすべてに適応するフルバンドモードと、検出した周波数より下の帯域にかけるクロスドモードが選べます。


De-hummer

De-hummer
50Hzや60Hz周期で起こるハムノイズを除去します。
レコーディングの際に裏わずかに鳴る電気ノイズを除去するのに使います。

HARMONICSノブは奇数または偶数倍音を足したい特定のシチュエーションで使います。
BRIGHTNESSノブは倍音と原音のバランスを決めます。
ATTENUATIONノブは下げた方がよりハムノイズが減らされ、より分かりやすく人工的な音になります。
FREQボタンで50Hzと60Hzを切り替えられます。
説明にはヨーロッパ、アメリカで分かれていますが、日本では東西で決められていますね。
TUNEノブはFREQで設定した周波数からの微妙に周波数をずらすことができます。


ReactivEQ

ReactivEQ
ダイナミックEQとして機能する特別なフィルターです。
アコギの低域の発振ノイズや、ボーカルの歯擦音を抑えたりするのに使います。
ドラムの各パートそれぞれを増減させたり、キック信号を利用してベースをパンプアップさせたりします。

TIMEノブで検出した信号を受けて、コンプのアタックリリースに似た挙動をします。
Above/Below Gainノブでスレショルドを上回るあるいは下回るとフィルターを強くします。



まとめ


カテゴリごとにそれぞれモジュールごとの設定が共通している点が非常に魅力的です。
どれか一つを弄り、パラメーターを変えずに種類だけ変更する使い方ができます。
純粋なエミュレーション違いでキャラクター分けをし、コンプの種類やプリアンプの年代をなんとなく感じるのにもってこいです。
PSP AudiowareはD16 Groupと同じポーランドの会社ですが、どちらも新しくない、古き良き中域の質感が豊かな音をしているように思います。

各社で取り扱っているので、気になる方は是非チェックしてみてください。

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