いつも理にかなったミキシングプラグインを出すMTMことMastering The Mixから『FUSER』という製品が出ました。


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海外だとWavesfactory Trackspacerの上位互換などと話題になっていました。

下記ツイートをご覧いただいた方はどういう製品かお分かりいただけるかもしれません。




※dBは非線形での変化のため、実際は20-25%ほどであることが判明しました。
中川様ご指摘いただきありがとうございます。

ボーカルをオケに馴染ませるコツをすぐに実践できるように解説記事を書いていますので、
そちらをご覧いただき、納得したうえで購入を検討していただけるとより良いと思います。




プラグイン解説


前置き (重要)

さて、サイドチェインダッキングは様々な場面で使われます。
主にキックとベース、エレキギターとボーカル、ギターとベースなど
周波数やタイミングが被りやすい楽器同士が衝突します。
その際に劣勢のトラックにコンプをかけ、優勢のトラックの信号をぶつけて、ダッキングすることをいわゆるサイドチェインコンプと呼んでいたりします。

しかし、コンプレッサーはその特性上スレショルドより大きい音にしかかかりません。

そこで解決策となるのがVolume Shaperのようなボリュームのダッキングプラグインです。
洋楽では打ち込みのキックとベースが多く、このようなプラグインは非常に助かります。
しかし、ボーカルやギターなどには使いづらいと思います。

新たなる解決策としてFUSERのようなプラグインが挙がります。
指定範囲でリニアに削ってくれるEQです。
ツイートにもあるように1~2dB以内のEQで各トラックの整理をした方はいらっしゃいますでしょうか。
その時、わずかな変化なのに音を明確に仕分けられると感じた方はセンス抜群です。
このプラグインは非常にオススメできると思います。


公式の使い方

サイドチェイン

Freq-LV
まず、自身の中で2つの衝突するトラックに優劣をつけましょう。
劣勢のトラックの最後にインサートして使います。
サイドチェインに優勢のトラックを設定すると、画像のようにプラグインをインサートしたトラックの周波数スペクトルは灰色に、サイドチェイン信号は白線になって表示されます。
赤いラインは衝突箇所を示しています。
ここを中心にパラメトリックEQのようにカットをすると周波数スペクトルに合わせて動的にカットしてくれます。
ダイナミックEQのように音量以外は一定ではなく、信号に合わせてリダクションカーブは細かくリアルタイムに動いてくれます。


MS別に衝突を確認可能

MS-Conflict
赤をMID、黄色をSIDEのようにMS別にも衝突を確認できます。


RESOLVE CONFLICTSボタン

Threshold
RESOLVE CONFLICTSボタンを押すとチャンネル同士の衝突、マスキングを解消してくれます。
オートでやりすぎないようにうまく調整してくれるので一つの指標に使えると思います。


コントロールしてみる

Threshold
周波数スペクトルの部分をダブルクリックして●を出して
下に動かしていくと掛かりが強くなっていきます。
下にあるM/S、Q、アタックリリースの調整でかかり方を調整できます。
できればスレッショルドと周波数もつまみで調整したいところですね(要望)
また、右上にあるΔをクリックすると差分の音が聞こえてアタックリリースの調整がしやすくなりますよ。


Phase Analyze ボタン

PhaseAnalysis
ボタンを押すと最適な位相ポジションに自動で調整して、どうしても生まれてしまう位相キャンセルを最小限に留めてくれます。
また、ROTATEで手動の調整も可能です。


まとめ(総評)

Wavesfactory Trackspacerは簡易的でハイパスローパスでの範囲指定は可能ですが、何点も個別に範囲を指定できるわけではないのでこちらは多機能かつ必要なものを詰めていると感じます。
ボーカルだと中域を空けると実音がよく聞こえ、高域は声出しの始まりがよく聞こえるなど、それぞれ役割も目立ち方も違うのでこういう追い込みができる製品はありがたいと思います。
特にエレキギターは他に邪魔してしまうトラックが多く、Trackspacerなら複数で対応するところをコレ一つでできてしまうので便利です。

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要チェック!!



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