以前同じ特許技術を使ったエフェクトのレビューをしました。
これが結構面白い効果が得られて、他とかぶらないし気に入りました。
そして、今回は改めてSplitEQをレビューすることにしました。

元からトランジェントとリリース部分を分けてEQする考え方は理にかなっていると思っていて、私自身もトラックを分けて処理することもあるくらいでした。
そこでこのプラグインは気になった次第です。
BozDigitalからTransgressor 2というトランジェントシェイパーが出ていて、そちらもEQがついているのでやや近しいものは感じますが、結構違います。
まずこちらのEQはかなり簡易的で、用途も主にドラムなどの音作り用としてざっくり加工していく使い方が合うと思います。
それに対し、ポイントは自由に決められます。
バスやマスターの調整で細かくイジるような繊細な音作りミックスに使います。
昨今のプラグインが32バンド以上が当たり前の時代にしては少ないと思われるかもしれませんが、実用ではそこまでバンドを増やすと散らかってよくわからなくなってしまいます。
8バンドを超えて使うこともなくはありませんが、正直9割以上不満になることはありません。
もしそれ以上必要になったら追加でインサートすれば良いだけですし。
強いて言うならやや滑らか傾向でしょうか。
FabfilterやiZotopeみたいにやや滑らか傾向なのか、DMGみたいに少しスッキリ目のソリッドなのか、sonibleみたいに限界までスッキリ系なのか、それぞれプラグインによって良し悪しがあって、使い分けるべきだとは思っています。
しかし、こちらの製品は特許技術を使っていてライバルがいないので音質に癖があると困ってしまいますから、そこで安心して使えるのはありがたいです。
帯域ごとに
周波数ごとのダイナミクスのピークを確認するのに赤く光って表示してくれるプラグインもありますが、実際そのEQを使って削るとちょっと寂しくなったりもします。
例えば、通常のEQでもピークカットでDMGはあまり使わないです。
また、ダイナミクスだと帯域にあまり関係なく飛び出たところを叩いて音圧を上げるマキシマイザーやコンプレッサーも動作が異なるので完全な代用にはなりません。マルチバンドでもです。
それは大きい音量のみ(厳密には違いますが)の操作になるからです。
つまり、このプラグインは唯一無二ということになります。
詳しくは後述でも説明しています。
1バンドでトランジェントとトーナルはセットで周波数を決めることになりますが、Qと音量の増減はそれぞれ個別に操作できます。
アタックの位置が前後することによって音は変わりますが、同時に時間軸の周波数棲み分けも大きく変わります。
私はキックとベースのノリをいじるのに主に使います。
トランジェントは残して、トーナル部分のピークを少し削ると違和感が少なくいじれます。

Qも十分狭められ、音量も±30db変えられます。
(デフォルトだとアナライザーのスケールは12dbです)
CPU負荷はやや重めの印象なのでバスやマスターでの使用がオススメです。
公式サイトにログインしてシリアルとKey、iLokアカウントを右下の欄に入力(コピペ)してDLして使います。
また、iLok Lisense Managerに登録されるのでアクティベートしましょう。
最初混乱しましたが、調べるとやり方が書いてあって問題なくできました。
他のEventideも同じやり方なので参考にどうぞ。
PluginBoutiqueを中心に、インストール手順が丁寧に書いてあるショップもあります。
このような加工をしています。トランジェントとトーナルを反転させることもできたりするのでイジってみました。かなりグルーヴ感が変わります。
最初はバイパスして音楽を流しています。
右下のBYBASSボタンや、左上のところに黄色がつくのを確認していただけると幸いです。

マキシマイザーをかけるとキックとベースのバランスは大きく変わります。
キックはピッチの素早いスイープダウンで、アタック(高域)がやや出ていることが多く、マキシマイザーをかけるとそのアタックが潰れて相対的に低域部分が持ち上がります。
ベースはスラップベースなど弦のアタックがあるものもありますが、打ち込みのベース、サブベースはダイナミクスの変動がほとんどありません。
そのため、マキシマイザーをかけるとキックよりも音像が大きくなりやすいです。
どちらもアタックが潰れるのは同じですが、異なる特性(ダイナミクス、時間軸)を持った楽器なのでマキシマイザーでの音の変化も異なってしまうということです。
そこでこのプラグインを使うと比較的簡単に調整できてしまうので、マスタリングでグルーヴを整えるのに便利だと思いました。
以上になります。
マスタリングのグルーヴ調整の強力なアシスタントとしていかがでしょうか。
現在セール中で半額近い値段になっております。オススメ!

次回もお楽しみに!
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これが結構面白い効果が得られて、他とかぶらないし気に入りました。
そして、今回は改めてSplitEQをレビューすることにしました。

元からトランジェントとリリース部分を分けてEQする考え方は理にかなっていると思っていて、私自身もトラックを分けて処理することもあるくらいでした。
そこでこのプラグインは気になった次第です。
目次
少しだけ似ているプラグイン
BozDigitalからTransgressor 2というトランジェントシェイパーが出ていて、そちらもEQがついているのでやや近しいものは感じますが、結構違います。
まずこちらのEQはかなり簡易的で、用途も主にドラムなどの音作り用としてざっくり加工していく使い方が合うと思います。
それに対し、ポイントは自由に決められます。
バスやマスターの調整で細かくイジるような繊細な音作りミックスに使います。
8バンドEQは十分なのか?
SplitEQは6バンド+Low/High pass Filterです。昨今のプラグインが32バンド以上が当たり前の時代にしては少ないと思われるかもしれませんが、実用ではそこまでバンドを増やすと散らかってよくわからなくなってしまいます。
8バンドを超えて使うこともなくはありませんが、正直9割以上不満になることはありません。
もしそれ以上必要になったら追加でインサートすれば良いだけですし。
音質はどうなのか?
使ってみて音質はどうなの?というところですが、クセがなく使いやすいです。強いて言うならやや滑らか傾向でしょうか。
FabfilterやiZotopeみたいにやや滑らか傾向なのか、DMGみたいに少しスッキリ目のソリッドなのか、sonibleみたいに限界までスッキリ系なのか、それぞれプラグインによって良し悪しがあって、使い分けるべきだとは思っています。
しかし、こちらの製品は特許技術を使っていてライバルがいないので音質に癖があると困ってしまいますから、そこで安心して使えるのはありがたいです。
このプラグインが必要な理由
トランジェント部分が飛び出てると音圧が稼ぎにくく、低音はタイトにしないと膨らんで聞こえてしまったりしますが、そういったものにも処理がしやすいです。帯域ごとに
周波数ごとのダイナミクスのピークを確認するのに赤く光って表示してくれるプラグインもありますが、実際そのEQを使って削るとちょっと寂しくなったりもします。
例えば、通常のEQでもピークカットでDMGはあまり使わないです。
また、ダイナミクスだと帯域にあまり関係なく飛び出たところを叩いて音圧を上げるマキシマイザーやコンプレッサーも動作が異なるので完全な代用にはなりません。マルチバンドでもです。
それは大きい音量のみ(厳密には違いますが)の操作になるからです。
つまり、このプラグインは唯一無二ということになります。
詳しくは後述でも説明しています。
ざっくり使い方ガイド
基準の周波数を決めたらQと増減を選べます。1バンドでトランジェントとトーナルはセットで周波数を決めることになりますが、Qと音量の増減はそれぞれ個別に操作できます。
アタックの位置が前後することによって音は変わりますが、同時に時間軸の周波数棲み分けも大きく変わります。
私はキックとベースのノリをいじるのに主に使います。
トランジェントは残して、トーナル部分のピークを少し削ると違和感が少なくいじれます。

Qも十分狭められ、音量も±30db変えられます。
(デフォルトだとアナライザーのスケールは12dbです)
CPU負荷はやや重めの印象なのでバスやマスターでの使用がオススメです。
ライセンスについて
こちらのプラグインはやや認証方法が分かりづらかったりします。公式サイトにログインしてシリアルとKey、iLokアカウントを右下の欄に入力(コピペ)してDLして使います。
また、iLok Lisense Managerに登録されるのでアクティベートしましょう。
最初混乱しましたが、調べるとやり方が書いてあって問題なくできました。
他のEventideも同じやり方なので参考にどうぞ。
PluginBoutiqueを中心に、インストール手順が丁寧に書いてあるショップもあります。
実際に使ってみた動画
トランス曲のサンプルを用意しました。このような加工をしています。トランジェントとトーナルを反転させることもできたりするのでイジってみました。かなりグルーヴ感が変わります。
最初はバイパスして音楽を流しています。
右下のBYBASSボタンや、左上のところに黄色がつくのを確認していただけると幸いです。

後述
色々書いてありますが、私的にはマスタリングで音圧を上げて失われるダイナミクスを調整するのにもってこいなプラグインだと声を大にして言いたいです。マキシマイザーをかけるとキックとベースのバランスは大きく変わります。
キックはピッチの素早いスイープダウンで、アタック(高域)がやや出ていることが多く、マキシマイザーをかけるとそのアタックが潰れて相対的に低域部分が持ち上がります。
ベースはスラップベースなど弦のアタックがあるものもありますが、打ち込みのベース、サブベースはダイナミクスの変動がほとんどありません。
そのため、マキシマイザーをかけるとキックよりも音像が大きくなりやすいです。
どちらもアタックが潰れるのは同じですが、異なる特性(ダイナミクス、時間軸)を持った楽器なのでマキシマイザーでの音の変化も異なってしまうということです。
そこでこのプラグインを使うと比較的簡単に調整できてしまうので、マスタリングでグルーヴを整えるのに便利だと思いました。
以上になります。
マスタリングのグルーヴ調整の強力なアシスタントとしていかがでしょうか。
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