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ハイエンドオーディオメーカーHigh Fidelity Cablesからコンセントに挿す磁力グッズが出てまして、その効果がすごいとマニアの中で話題になってました。

そこからヒントを得て、最も磁力が強いと言われるネオジム磁石をくっつけたら音にどう影響するんだろう?と思いました。
居ても立っても居られず、翌日には100円ショップのセリアまで自転車をこいでいました。

たまたま北陸も天気が曇で何とか雨に打たれずに済みました。
予備知識を入れる前に行動できてよかったです。


ちなみに後から入れた予備知識
・フレミング左手の法則(磁石の方向で電流の方向が変わる)
・電気は分離できるが、磁気は分離できないということ
・スピーカーケーブルに磁石をつけていた方のブログ


サイズ
仮想アース、スピーカーケーブルや電源ケーブル、その他用という感じで選んでみました。
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この量でなんと税込330円!
ちなみに日本製で岐阜県の何処かで作られてるみたいです。

石系は岐阜が多いのでしょうか・・・


100均で買うメリット
パッケージに入っていることが最大のメリットです!
破いて取り出さなければ、同極同士でもくっつけることができます。


やり方
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反発する力(同極)に抵抗するように力を加え、磁石同士を合わせます。
そして、ホチキスによる固定で無理やり抑え込みます。

ここでポイント!
・面積が広い磁石の方が左右にずれにくく、オススメです。
・反発する磁力も強いので効果はわかりやすくなります。
・切り分ける時は厚紙の部分が大きめになった方がホチキスで固定するのが楽です。

仮想アース、XLRケーブル、自作の電源ケーブル、DAC、USBなどあらゆるところに貼って試しました。
程度の差はあれど概ね同じような傾向を持っていることがわかりました。


具体的な音質の傾向
対極(引き合う、くっつく関係)
磁力のみの音質傾向

あらゆるところで試しました。

一言で言うとシャープな音像が特徴的です。
仮想アースを試したことがある方いたら想像できるかもしれませんが、キックの音が中心に位置し、低域までピントが合う印象でした。
撚り線と単線の差のそれに近いものも感じます。
歪み具合も分かりやすくなりました。

私が使っているGENELEC8040は音像より音場、定位より空間(広がり)表現が得意なモニタースピーカーだと感じています。
磁石によってその特徴とは反対方向に精度が上がり、バランスが良くなりました。

しかし、良い事ばかりではありません。
ピントが合いすぎて心地よさは失われたように感じます。
音楽特有の広がりや柔らかさなどが減り、長時間のリスニング、作編曲には向かないと感じました。


GENELEC8040他、スピーカーのレビューはこちら↓



ネオジム磁石を鉄に直接くっつけた音質傾向
磁力だけの音質傾向と比較すると、高域の癖がより強くなったように感じました。
具体的試した方法は2つ。

1.仮想アース
アース線を磁石同士で挟み込み、はみ出ないように上から銅と真鍮の厚板を乗せた写真のような状態です。
こちら、銅線と磁石は接触しています。
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これが効果絶大でした。
上記の引き合う力の効果がより強力になり、さらにザラザラまで分かるほどの高解像度な高域になりました。ただ、少し音が硬くなりました。
また、透明感のある余韻が加わったように思いました。
この余韻はどちらかというと接触して起きたものに感じたので、固有振動周波数の影響ではないか、と考えています。
フェライト磁石など他の磁石と比較したことがないので何とも言えないところですが…。


2.電源プラグ
ケーブルを挟む金属の部分、ホット側コールド側に磁石を接触させ、磁力で引き寄せました。シュルター分解4781

こちらのIECコネクタだけでなく、コンセントに挿す方のプラグにも同じように小さい磁石をブレードに接触させる形でくっつけました。

磁力でくっついているだけなので、カシャカシャ振ったりするとズレていきます。
そのため、試聴時に完璧に接触していたか怪しいのですが…


仮想アースに加えてのこちらの効果は倍音が加わったハイ上がりな音でした。
接触する数や面積が増えるとハイ上がりになっていくのかな、と想像しています。
「ヤリすぎは良くない」とはっきり分かりました。


同極の磁力(反発する力)の音質傾向
こちらは電源ケーブルと、XLRケーブルに試しました。

最初に試したのは電源ケーブルですが、効果が磁力によるものなのか判別が難しかったです。
その理由は後ほど説明します。

では、XLRケーブルの方はどうか?

結果としては、仮想アースで引き締まった音像が再び緩み始めました。
尚、音色に変化はなく、音像定位と空間の広がりのバランスが変わっただけに思いました。
片方だけにこの反発磁力を使うともはや音像が不明瞭すぎてチグハグな音場になってしまうのは面白かったです。

なぜ電源ケーブルでは効果の判別が難しかったのか?
私が使っている電源ケーブルは極細ビンテージ線を組み合わせた自作品です。
ホットとコールドの線径が異なるため、アースを取らない状態だと空間は広い分、定位が曖昧になってしまいます。

そのため、磁力の影響なのか、電源ケーブルの線径違いによるものなのか分からなかったのです。


定位の曖昧さは論理的にどこが関与しているのか?(科学的根拠あり)

それは抵抗値の差だろうと思いました。
素人考えですが、フレミング左手の法則が関与していると考えました。
光ケーブルは仕組みが違うのですが、一般的なメタルケーブルは磁界の影響を受けます。
この磁界の発生方向が磁力の向きで変わり、電気抵抗に影響している、ということかと思いました。

電源ケーブルを作る時はテスターで導通リーク検査をするのですが、ホットとコールドで4倍近く電気抵抗に違いがあり、その時の音傾向とXLRケーブルに反発する磁力を加えたときが全く同じだったのです。

また、電源プラグの中に磁石を入れた場合と、抜いた場合の抵抗値も変化がありました。
テスターで200Ωにしたときに磁石を入れた時と抜いた時で少なくとも数Vほど変化があったと思います。
実際に電気を流した状態で測定できていないのでうまく証拠写真を載せられないのですが。。。
ホット側とコールド側で分離された電気が磁力によって繋がってしまうということはありませんでした。

磁石を通して接触させるとネオジム磁石は導電性が比較的高く、ショートさせてしまうので注意です。
ショートさせると青い火花が出ます(笑)


まとめ

磁力は引き合う力は定位音像が定まり、反発する力は広がりがよくなります。
この二つは相関関係にあるので、使用用途によって変えるとよいです。
ラフミックスまでは反発する力、本格ミックスからマスタリングまでは引き合う力を利用するのがおすすめです。
引き合う力の場合、銅線に直接ではなくとも多少残響がクリアになる印象がありました。
磁力のせいか、ネオジム磁石の固有周波数による影響かは検証の余地がありそうです。

また、銅線に近いほど、再生環境に近いほど影響が大きいことも分かっているので、好みに合わせて調整すると面白いと思います。
たった100円とあまりにも安い上に、作り上げた環境を犠牲にせず、音の指向性や広がりをコントロールできるのでぜひやってみてください。DACやヘッドホンアンプなどにも効果があります。
大きいのはアマゾンとかで買うと良いと思います。


MazQでした~~